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周術期口腔ケアについて

印刷用ページを表示する掲載日:2012年9月27日更新

周術期とは…

 入院、麻酔、手術、回復といった患者の術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間をいいます。
 一般に手術に必要な3つの段階、術前、術中、術後が含まれます。

  当院では全身麻酔手術を受けられる患者様に対して手術の前に『周術期口腔ケア』を実施しております。

 お口の中には約100億個の細菌がいるといわれております。
 歯の表面に付着する「歯垢(しこう)」は食べカスではなく、細菌のかたまりです。
 歯垢は「うがい」では取り除くことができません。
 手術前の「口腔ケア」で、「歯垢」や「歯石(しせき)(歯垢が固まったもの)」をできる限り除去してお口の中を清潔に保ちます。
 また、歯のない方も、舌の清掃や、入れ歯の清掃方法などを指導いたします。

口腔ケアの効果

  1. 術後の肺炎予防
    お口の中の細菌が肺に入ると肺炎をおこします。
    特に手術後で抵抗力が下がった患者様には発症のリスクが高くなります。
    また全身麻酔の手術では挿管チューブとともに、口腔内の細菌が気管に押 し込まれて肺炎が起きる可能性があります。
  2. 手術部位の感染予防
    唾液とともに飲み込んだ口腔内細菌が手術した部位に感染することにより、 治癒が遅れる可能性があります。
  3. 口腔疾患の予防
  4. 全身麻酔の挿管時に問題となる、ぐらつきのある歯を発見することができます。
    特に前歯が著明にぐらついている場合には、手術の前に抜歯や固定を行う 必要があります。

 周術期口腔ケアを行うことにより、手術後の感染を減らすことができ、結果的に患者さまの早期退院につながりますので、手術前に『口腔ケア』を受けられることをお勧めします。

 専門的口腔ケア(保険診療)を行うことにより、少し患者様のご負担が増えることとなります。また必要により自費物品をご購入いただく場合もあります。

  がん治療中におこる口腔内合併症を予防するために、薬物療法、放射線療法の前に 『周術期口腔ケア』を実施しております。

 抗がん剤はがん細胞を殺す一方で、正常細胞にもダメージを与え、特に口腔粘膜は影響を受けやすい部位の一つです。    抗がん剤の種類や、用量、投与方法によって、発症する頻度や時期が異なります。

 薬物療法に伴う口腔粘膜炎は、口唇の裏側、頬粘膜、舌側縁部に多く発症します。

 事前に専門的口腔ケアを受けることにより、リスク部位をチェックや、治療を行ったり、 セルフケアの方法を指導しております。  また、治療中は、症状に合わせたセルフケアの方法の指導や、用具を選択します。

 口腔粘膜炎は重篤になると食事の摂取が困難になったり、治療の継続が困難になる場合もありますので、口腔粘膜炎が発症する可能性が高い治療では、治療開始前に、歯科受診することをお勧めします。

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