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まずは、今も話がありましたが、平成最後でございますので、それと、いよいよ5月、令和が始まります。その令和なんですが、もともとこれは国書、万葉集から令和という字が引かれているというところでございまして、万葉集といいますと、まずは本居宣長ではないかと思います。なぜかというと、宣長は古事記伝を書き上げる前、松坂の一夜の舞台になった賀茂真淵から、まずは万葉集から勉強してはどうだという話をいただいて、それで、万葉集を読み解きながら、古事記伝に入っていったそうでございます。現在、本居宣長記念館にその万葉集の令和のもととなった部分が公開されております。既にたくさんの方に来ていただいて、特に令和の箇所は、説明を付けて皆さん方に見ていただいているところです。そういった意味では、令和という字は、松阪市にとっても非常に近しい話であると思います。国民のアンケート等を見せていただきますと、親しみを持っている、好感を持っているという結果でございましたので、松阪としましても、そういう中の一群にあるということが言えると思っております。
さらに、天皇陛下の行幸が本日から始まります。私も、午後、宇治山田駅に行きまして陛下をお迎えさせていただきます。最後の行幸の地に、この三重県、伊勢神宮がある伊勢を選んでいただいたというのは、名誉なことであると感じております。こういった意味からも、この平成の時代に感謝をしながら、新しい時代迎えたいと思います。