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まず、今年は台風10号がお盆に襲来しまして、台風のコース的に少し心配をしておりました。台風が北上する東側を通るときには相当の降雨線状帯となる中で、かなりの雨量が見込まれるということと、台風自体が大型台風ということもあり、相当に警戒をしておりました。しかし、幸いにも人的被害もなく、1路線国道368号が、翌日の夕方まで通行止めになるということもございましたが、無事に被害も少なく通り過ぎていってくれたということで、うれしく思っております。
今回の台風で避難をしていただいた方が最大で54名という数字でございまして、この大雨の状況から考えると、ある程度避難をしていく状態がそれなりに定着しつつあるかなと感じています。特に今回は土砂災害被害が心配されておりましたので、その土砂災害の関係する地域、例えば嬉野宇気郷地域等、ここでは20名を超える方々が避難をしておりまして、地域的にはかなり高い確率で避難をしていただいていたということでございまして、防災意識が高いことはいい事だと思いました。
いい話の後に残念な話を1つ申し上げますと、交通死亡事故です。
交通死亡事故多発警報を現在発令しておりますけれども、交通死亡事故が発生をいたしました。特に今回の事故は非常に残念なことに加害者がいわゆる酒気帯び運転の状態だったと聞いております。飲酒運転の撲滅については私たちも相当PRしてきたつもりでございますが、こういった事案で交通死亡事故が発生したということに関しましては、本当に残念に感じております。交通死亡事故多発警報は8月31日までの期間でございますけれども、これからもさらに周知をしていかなくてはいけないと思っております。
それと、台風10号は、珍しく終戦記念日のお盆と重なりましたが、毎年、国では終戦記念日に合わせ戦没者追悼式が行われています。松阪市でも毎年このことに合わせお昼12時から1分間の黙禱を行うわけでございますけれども、今年も議長、副議長、また、私ども幹部職員等々が、2階の階段を上がったところで、黙禱をさせていただきました。
警報が出ている最中ということもございましたけれども、防災服のまま全員で黙禱させていただいたということで、令和最初の新しい天皇陛下を迎えての終戦記念日でございましたので、そういった意味では記憶に残る出来事であったかなと私なりに感じたところであります。