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まず、昨日、新潟で震度6強という地震が発生をいたしまして、9,000戸が停電になるというニュースが飛び込んできました。幸いにもお亡くなりになられた方はいないということですが、ケガを負われた方はいらっしゃるということで、まずは心からお見舞いを申し上げるところでございます。
最近頻繁に全国各地で震度4以上の地震が発生していまして、いよいよこの地域の南海トラフ地震などの発生の可能性が非常に強くなってきているなというのを実感している昨今でございます。私もこれら大きな地震に備えるということで日ごろ市内各所において行われる防災訓練等々に出かけていって、いろんなお願いをしているところでございます。特にお願いをしているのが、「家族会議」をやってくださいということです。今、3世代がほぼ一緒のご家庭に住まわれているところはあまりございません。そういう中で、親の世代、子どもの世代が市内に住んでいればいいですけど、離れた市外、県外という方もおみえになります。またお孫さんに至っては、国外へ行かれているというようなケースももちろんございまして、いざという時いかに家族の安否を確認し合うかとか、自分の両親や、孫からいえば、おじいちゃん、おばあちゃんの避難所はどこなのか、そういったことも一度ご確認いただいて、家族の中で安否確認ができる体制を一度じっくりとご家族で話し合っておいていただきたいという、お願いを常々しております。
さらに、非常用の持ち出し袋も、日ごろからご用意しておいてください。松阪市では、現在9万6,000食の非常食を備蓄しております。ところが、現在、市内で想定されている最大の被害者数は3万2,000人ですので、わずか3食分ということになります。そうなると、いわゆる公的支援、「公助」と言われるものが届くまでにそれなりの時間がかかりますので、3食ではやっぱり少し心もとない感じがいたします。そこで食糧・飲料水、これらについての一定の確保を市民の皆さんそれぞれにお願いしているというところで、この2点をお願いしながら、防災訓練にお邪魔をしているという状況でございます。
それと、もう一つ申し上げますと、この土曜日、松阪市ではかなりの雨量の雨が降ったんですが、予報と比べるとそれほどまでは降らなかったという結果でございました。前日の気象庁からの資料ですと、朝からずっと大雨警報が出て、大体累計雨量で200ミリぐらいがこの地域で降るという予報でした。しかも、その低気圧の規模が900ヘクトパスカルを切るだろうという予報もございまして、梅雨前線で台風並みの雨や風が吹くという予報がされるという昨今でございます。台風の規模も大型化している中で警戒レベルの発表についても気象庁自体も変わってきておりますし、そうした周知も含めながら、早目に避難準備の情報などを出していこうと思いを新たにしているところです。