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石造天神森之碑 本居宣長撰

ページID:0111619 更新日:2020年5月12日更新 印刷ページ表示

本庁管内 市街地区
20-57
石造天神森之碑 本居宣長撰
(せきぞうてんじんもりのひ もとおりのりながせん)

市指定有形文化財

概要

1基/江戸時代/愛宕町 菅相寺境内/総高180cm、石造/昭和35年9月9日

 「愛宕町の天神さん」と親しまれてきた菅相寺の境内に建つ総高180cmの石碑で、寛政8年(1796)本居宣長の撰文、橘千蔭(たちばなちかげ)(1735~1808)の揮毫(きごう)により、文政9年(1826)に石工根来惣右衛門が刻している。
 碑文は、古墳が点在し、松梅生い繁る原野であったこの辺りを、寛永2年(1625)紀州藩松阪城代長野九左衛門が「民之家地」にするため、古墳を取り除いて開墾したとき、光輝く刀剣が出土し、それを天満天神として永く祀ることになった由来を記す。
 なお、橘千蔭は賀茂真淵の門人で江戸在住の国学者、『万葉集略解』30巻を著し、万葉学の普及に功があったと言われる。晩年には宣長と交流があった。

石造天神森之碑 本居宣長撰