排尿障害

印刷用ページを表示する掲載日:2012年2月20日更新

前立腺肥大症とは図のように、膀胱の下にあり尿道を取り囲むようにして存在する男性副生殖器です。前立腺は一般的に年齢とともに徐々に大きくなってきますが、それに伴い尿道が狭ことでおしっこが出にくくなったり、肥大した前立腺が膀胱を刺激したりして頻尿や尿意切迫感(トイレにいくまでに我慢できずにもらしてしますこと)などの症状を起こしてきます。また、お酒を飲んだり風邪薬を飲んだりしたときにおしっこが出にくくなったりするのも前立腺肥大症の症状です。

前立腺 模式図

(説明)前立腺の解剖と、前立腺肥大による排尿障害の模式図

前立腺肥大症の診断

  • 超音波検査;前立腺の大きさを診ます。
  • 前立腺触診;前立腺の大きさや硬さを確認し前立腺癌がないかどうか診ます。
  • 尿流測定検査;実際の尿の勢いの検査です。
  • 前立腺腫瘍マーカー;これも前立腺癌がないかを診る検査です。

前立腺肥大症にたいする治療

(A)内服治療;前立腺の平滑筋を弛緩させるα遮断薬(ハルナール、フリバスなど)や植物エキス製剤(セルニルトン、エビプロスタット)、漢方製剤などが使われます。

(B)外科的治療;肥大した前立腺を摘出する根治的な治療です。内視鏡で切除する経尿道的前立腺切除術(TUR-P)が一般的に行われます(図参照)。前立腺が非常に大きい場合は場合によっては開腹しての切除を行うこともありますが、最近は非常に少ないです。

前立腺 治療図

(C)その他の治療;前立腺にたいするその他の治療としては、レーザーによる治療や高温熱治療などありますが当院には設備がないので他病院へ紹介しています