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伊勢志摩サミットで松阪牛、松阪赤菜、伊勢茶(松阪茶)が食材として提供されました。
5月26日に開幕した伊勢志摩サミット。
26日の昼食と夕食、さらに27日の昼食には、松阪牛や松阪赤菜や伊勢茶(松阪茶)が料理に使用され、参加国の首脳や配偶者の皆さまに提供されました。
※安倍総理夫人主催昼食会は県立相可高校食物調理科の生徒9人が調理・サービスを担当しました。
これをうけ、竹上市長より
「G7の首脳や配偶者の皆さま方に松阪牛、松阪赤菜、伊勢茶(松阪茶)を味わっていただき大変光栄です。中でも、首脳や配偶者の6回の食事にすべてに松阪肉をメニューとして提供いただいたことを大変名誉に感じています。さらに、我が地域の高校生に活躍の舞台を頂き大変感謝しています。これを千載一隅のチャンスと捉え、松阪牛の海外でのさらなるピーアールに努めるとともに、世界中の方々に召し上がっていただけるよう努力をしていきます。また、松阪赤菜、伊勢茶(松阪茶)については、これを機会に知名度向上を目的に生産者ともども努力をしていきたい」
とのコメントが発表されました。
提供されたメニュー(出典:G7伊勢志摩サミット公式ホームページ)
松阪牛炙りずし
松阪牛フィレ肉
安倍総理夫人主催昼食会
安倍総理夫人主催夕食会
使用食材一覧
各食材について
松阪牛
松阪牛は、肥育農家が全国各地から優秀な黒毛和種の未経産(子牛を産んでいない)雌牛を厳選し、松阪牛生産地域内にて、一頭一頭大切に育てられています。
その肉は、キメ細やかなサシ(霜降り)と甘く上品な香り、人肌で溶ける柔らかな肉質という特徴があります。
また、安心・安全面においては、松阪牛個体識別管理システムを用いて、導入から出荷までのデータを一元管理し、インターネットを通じて消費者の方に提供されています。
詳しくは松阪牛協議会ホームページをご参照ください。
松阪茶
三重県は、お茶の栽培面積、生産量が静岡県、鹿児島県に次ぐ全国第3位のお茶処です。
その中で、南勢地域最大の茶産地である松阪市は、県内有数の深蒸煎茶の産地で市の西部に位置する飯南・飯高地域を中心に約360haでお茶が栽培され、上質な深蒸煎茶が生産されています。
深蒸煎茶は、煎茶とほぼ同じ製法で製茶しますが、蒸す過程で煎茶より長く(深く)、蒸すことで成分が浸出しやすく、色が濃く程よい渋みで苦味の少ないまろやかなお茶となることが特徴です。
詳しくは松阪茶についてのページをご参照ください。
松阪赤菜
松阪赤菜は約400年前に松阪城を築いた蒲生氏郷(がもううじさと)が、伝えたとされる伝統的な野菜です。
根の皮部分や葉の軸は赤く色鮮やかで、見た目も美しく、主に漬物などに加工されます。アブラナ科に属する野菜で、カブのような食感で、大根に似た長い形状をしています。
松阪赤菜は松阪市原産地呼称管理制度に認定されています。