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契約の基本的なルールは民法によって定められています。
私たちは、普段生活をしている中でも様々な契約をしています。
くらしの中の契約例を挙げてみると、
スーパーで食料品などを買う…物品の売買契約
学習塾やエステサロンに通う…継続的役務提供契約
お金を借りる…金銭消費賃借契約
電車やバスに乗る…旅客運送契約
などがあります。
このように、実際に私たちが普段生活している中でも様々な契約をしていますが、契約とは一体どういったものなのでしょうか?
契約とは、互いに守らなければならない法的責任を伴う約束のことで、当事者双方の合意によって成立します。
売買契約の場合、「買います」という申し込みと「売ります」という承諾で成立したことになります。
契約は口約束でも成立するのです。
例えば、B店でチーズバーガーを販売していて、Aさんがチーズバーガーを注文したことにより、Aさんは購入の申し込みをしたことになり、店員が「わかりました。」と言ったとき、B店はチーズバーガーの販売を承諾したことになり、その時点で売買契約は成立します。
いったん契約が成立するとB店には「商品を引き渡す義務」が、Aさんには「代金を支払う義務」が生まれます。