老後生活への備えは十分ですか?
65歳の農業者の方の平均余命は、男性約22年(87歳)、女性約27年(92歳)といわれており、老後はケガや病気もなく健康で、お金の心配をせずに安心して暮らしたいものです。
老後の生活は、高齢農家世帯(65歳以上の夫婦)の家計費は、現金支出で月額約22万円、年額約264万円が必要です(総務省家計調査などより)。農業者の皆さんが加入している国民年金の支給額は、40年加入で月額約6万5千円、夫婦あわせて月額約13万円です。
サラリーマンは国民年金(基礎年金)の上乗せ年金として厚生年金があります。一方、農業者は豊かな老後の生活のためには、国民年金だけでは十分とはいえず、老後の生活費は自分で準備をする必要があります。農業者の皆さんは国民年金のみとなるため農業者年金に加入をして、安心で豊かな老後を迎えましょう。
しっかり積み立て、がっちりサポート メリットがたくさん
- 農業者なら広く加入できます。
60歳未満の国民年金第1号被保険者であって、年間60日以上農業に従事している方は誰でも加入できます。
※60歳以上65歳未満の国民年金任意加入者で、年間60日以上農業に従事している方も加入できます。
- 積立方式・確定拠出型で少子高齢時代でも安心。
自ら積み立てた保険料とその運用益により、受け取る年金額が決まる「積立方式・確定拠出型」の年金です。
加入者・受給者数の増減に左右されない、安定した制度です。
- 保険料は自分で選べ、いつでも見直しができる。
保険料は月額2万円から6万7千円まで千円単位で選択でき、いつでも見直せます。
(35歳未満で政策支援加入の対象とならない方は1万円から選択できます。)
- 終身年金で80歳までの保証付きです。
年金は、生涯受け取ることができます。
仮に80歳前に亡くなられた場合でも、80歳まで受け取れる予定であった農業者老齢年金額の現在価値に相当する額を、ご遺族に死亡一時金として支給します。
- 税制面で大きな優遇措置があります。
支払った保険料は、全額(1人当たり最高年額80万4千円)が社会保険料控除の対象となり、所得税・住民税の節税になります。
保険料を運用して得られる運用益は非課税です。
将来受け取る農業者年金には公的年金等控除が適用され、65歳以上の方は公的年金等の合計額が110万円までは全額非課税となります。
- 農業の担い手には保険料の国庫補助(政策支援加入)があります。
一定の要件を満たす農業者には、保険料の国庫補助があります。(月額最高1万円、通算補助額最大216万円)
この国庫補助額に見合う年金は、要件を満たして経営継承をすれば、特例付加年金として受給できます。
詳しいお問い合わせは、最寄りのJAか農業委員会までお尋ねください。
独立行政法人農業者年金基金にもお問い合わせいただけます。
(Tel 03-3502-3199 独立行政法人農業者年金基金のホームページはこちら(新しいウィンドウで表示))