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【その5】 松阪牛の歴史年表

松阪牛の歴史


年表

西暦 元号 出来事 日本の動きなど ( )は西暦
      幕府が神戸・横浜・長崎・新潟・函館を開港(1859)
明治維新(1868)
仮名垣魯文「安愚楽鍋」牛肉食と庶民のかかわりをユーモラスに描く(1871)
1872 明治5年 明治天皇が初めて牛肉を食べる。
牛追い道中の始まり。
 
1874 明治7年 産地銘柄に等級が付く。雄より雌が高価で、
上等は兵庫牛1頭35円~60円。以下、中等で30~40円。安いのは12~13円であった。
兵庫の牛(但馬牛)を素牛とする松阪地方の肉牛が
良質牛として注目される基盤ができていた。
東京府内の牛肉屋の数488
(朝野新聞1877年11月8日)
鹿鳴館ができる(1883)
東海道本線開通(1889)
日清戦争が始まる(1894~1895)
陸軍が一般糧食に肉を採用する(1897)
日露戦争が始まり肉の需要が増大する(1904~1905)
1909 明治42年 松阪公園で肉牛の品評会が開かれた。
出品された50頭はどれも但馬産の優れた雌牛で、
最高級の肉牛であった。
肉牛日本一を決める「松阪肉牛共進会」の始まりと
言うべき催し。
第一次世界大戦(1914~1918)
1917 大正6年12月 第5回三重県畜産共進会が松阪町の常設家畜市場で
開催され、236頭の出品牛と5万人の参観者で賑わう。
米騒動(1918)
1923 大正12年 近畿2府5県連合畜産共進会に出場した松阪牛が入賞し、その他の共進会でも上位の成績を占め、肥育牛としての松阪牛が実績を現わし始める。 関東大震災(1923)
普通選挙法・治安維持法(1925)
世界大恐慌(1929~1933)
松阪市市制が施行される(1933)
1935 昭和10年12月 東京芝浦と場の落成記念で開催された全国肉用畜産博覧会で松阪牛は最高の名誉賞を獲得し、最高級肉牛「松阪牛」の名を全国に広めるきっかけとなる。 第二次世界大戦(1939~1945)
太平洋戦争(1941~1945)
伊勢志摩国立公園が制定される(1946)
1949 昭和24年 松阪家畜商組合の主催で松阪肉牛共進会が始まり、
第1回が飯南郡花岡町大黒田(現松阪市大黒田町)の
家畜市場で開かれた。
出品牛200頭余り。血統、体重、肥育期間、頭数などの
規制は全く設けず実施。
朝鮮戦争(1950~1953)
昭和の大合併(1953~1961)
日本が国連加盟(1956)
1958 昭和33年 松阪の出荷業者と東京の食肉業者が集まり、
「松阪肉牛協会」が創設された。
松阪牛の供給量が増えたので、東京向け出荷を
盛んにするのが狙いであった。
伊勢湾台風(1959)
家畜商法・市場法等の改正で、取引きはセリ市となる(1962)
東海道新幹線開業(1964)
1974 昭和49年 松阪肉牛共進会の登録牛1頭ずつに「番号耳標」を付けた個体管理を開始(国の家畜個体識別システムの
先駆けとなる)。
輸入牛肉の大量放出(1974)
ロッキード事件(1976)
松阪開府400周年(1988)
1989 平成元年11月 第40回松阪肉牛共進会において優秀賞一席の「よし号」が4,952万円の高値でセリ落とされる。 阪神・淡路大震災(1995)
1999 平成11年11月 松阪肉牛共進会の第50回記念大会として「松阪牛まつり」を松阪市中部台運動公園で開催。
来場者5万人で大盛況。
第50回共進会 松阪牛まつりの写真
【第50回共進会 松阪牛まつり】
コンピューターの2000年問題(1999~2000)
平成の大合併(1999~)
2001 平成13年 日本初のBSE(牛海綿状脳症)が確認され、
国の家畜個体識別システムの構築が始まる。
松阪牛が三重ブランドに認定される
中央省庁再編(2001)
2002 平成14年3月 肥育農家の顔が見える松阪牛を目指し、
国の家畜個体識別システムの10桁耳標を活用した
「松阪牛個体識別管理システム」を発表。
雪印牛肉偽装事件(2002年1月)
日本ハム牛肉偽装事件(2002年8月)
  8月

松阪牛個体識別管理システムの運用開始。
松阪牛証明書、シールが発行される。
松阪牛シールの写真
【松阪牛シールの写真】

 
  11月 第53回松阪肉牛共進会において優秀賞一席に
体重678kg、体高131cm、胸囲229cm の
堂々たる「よしとよ号」が選ばれた。
セリ市では 5,000万円の史上最高値でセリ落とされ、
まさに日本一高い牛となる。
第53回優秀賞一席よしとよ号の写真
【第53回優秀賞一席よしとよ号】
日朝首脳会談、北朝鮮が日本人拉致を公式に認める(2002年9月)
2003 平成15年12月 松阪牛枝肉ネットオークション運用開始 江戸開府400周年(2003)
2004 平成16年11月 松阪牛協議会設立。
松阪牛の生産振興及び消費者への安全・安心の提供を目指し、松阪牛のブランド維持発展のための生産技術と品質の向上を目的とし、
松阪牛生産者と生産区域内市町村で組織。
松阪牛まつり開催。
第55回共進会 牛まつりの写真
【第55回共進会 牛まつり】
自衛隊イラク派遣(2004年1月)
国内で鳥インフルエンザ発生(2004年1月)
台風10個上陸、新記録(2004年10月)
2005 平成17年10月 携帯電話からでも松阪牛個体識別番号検索が
できるようになる。
松阪市、飯高町、飯南町、嬉野町三雲町が合併し、「松阪市」となる。(2005年1月)
2006 平成18年6月 松阪牛協議会ホームページ開設  
2007 平成19年2月 「松阪牛」「松阪肉」を地域団体商標に登録する。  
  平成19年5月 松阪牛連絡協議会設立。
松阪牛のブランド維持発展に努め、松阪牛の生産振興
及び消費者に安全安心を提供し、地域団体商標の管理を行う。
松阪牛生産地域における農業協同組合、肉事業組合、家畜商組合等、松阪牛関係14団体組織。
 
2008 平成20年11月 松阪牛個体識別管理システムにおけるDNA検査実施。
検査結果は同一。
松阪牛個体識別管理システムの信頼性を高めた。
DNA検査の様子
第34回主要首脳会議 北海道洞爺湖町で開催。(2008年7月)
2015

平成27年
1月

アメリカに特産松阪牛を初輸出。
フロリダ州オーランドとニューヨークにて
プロモーションイベントを開催し、大盛況におわる。

アメリカ輸出出発式 2015アメリカ輸出

北陸新幹線開業
(2015年3月)

マイナンバー制度が始まる
(2015年10月)

日本人科学者2名がノーベル賞受賞
(2015年12月)

2016

平成28年
1月

香港に特産松阪牛を初輸出。
イオン香港と権八香港(レストラン)にて
開催された三重県フェアに
特産松阪牛が提供され、好評をえる。

香港輸出1 香港輸出2

 

 
  2月

昨年に引き続き、アメリカに特産松阪牛を輸出。
アメリカ・オーランドの高級ホテルにて
特産松阪牛フェア&メニュー研修会を開催。

アメリカ輸出2016

北海道新幹線開業
(2016年3月)

熊本地震発生
(2016年4月)

  5月

伊勢志摩サミット開催。
首脳らに提供されたすべての食事に
松阪牛が使用される。
サミットディナー サミットランチ

東京都知事に小池百合子氏が当選
(2016年7月)

リオデジャネイロオリンピック開催
(2016年8月)

 

 

 

 

  9月

シンガポールへ特産松阪牛を初輸出。
シンガポール伊勢丹内にある
ジャパンフードタウンで
『特産松阪牛フェア』が開催され、
現地の招待客から高い評価を受ける。

シンガポール2016① シンガポール2016②

 
  10月 特産松阪牛』の地理的表示(GI)登録に向けての
公示が開始される。
米大統領選にトランプ氏が勝利
(2016年11月)
2017 2月

特産松阪牛』が国の特定農林水産物として、
地理的表示(GI)に登録される。

登録証

 
  10月

『和牛サミット in MATSUSAKA』開催

全国から8つの有名和牛ブラントが集結した「全国ブランド牛フェスティバル」や、料理評論家の服部幸應氏の講演などがあった「和牛シンポジウム」が開催される。

和牛サミット

 
  12月

ベトナムに特産松阪牛をPR輸出

ベトナムのハノイで開催された在ベトナム日本大使館主催の天皇誕生日祝賀レセプションにて松阪牛をPR
来賓者約600名にステーキをふるまう。

ベトナムPR輸出

 

 
2018 6月

北海道白老町で開催された『白老牛肉まつり』に初出展

松阪牛の鉄板焼きを約800名に提供

白老牛肉まつり

【その1】 ふるさと但馬
【その2】 文明開化と牛鍋
【その3】 松阪肉牛共進会
【その4】 世界のブランド「松阪牛」

【はじめに】 松阪牛ヒストリー