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院長退任のご挨拶平成28年3月17日(水曜日)

印刷用ページを表示する掲載日:2016年10月7日更新

最近 感じたこと!

小倉嘉文
名誉院長 小倉嘉文 

 平成28年8月5日からリオデジャネイロ五輪が始まりました。地球の反対側から連日、朗報が飛び込んできました。日本選手は過去最高の41個のメダル獲得という大活躍です。
 そんな五輪の最中の8月8日、私たち、日本国民として、心を動かされる出来事がありました。天皇陛下が、生前退位の意向をにじませた「お気持ち」を表明されたことです。
 戦後の日本国憲法は、天皇を「日本国、国民統合の象徴」へと大きく変えたことから、この日のお言葉でも、新しい象徴天皇としての望ましい在り方を模索し続けてきたことが丁寧に語られていました。 「事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました」と語られ、市井の人たちへの深いお気持ちをあらためて感じいりました。
 また、一週間後の8月15日、終戦の日には追悼式で、「過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い…」と述べられました。
 戦争への「深い反省」という言葉に、天皇陛下の平和への強いお気持ちがうかがえました。  リオ五輪での日本選手の健闘に、国中が歓喜と称賛の声をあげていましたが、平和であってこその祭典とそんな思いを強くする夏でした。

 さて、今後の病院運営を左右する重大な関心事は団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に達する「2025年問題」が、いずれの病院にも重くのしかかっており、より一層の経営改善に尽力していくことが求められています。
 急性期を担う病院も、慢性期や在宅医療を視野に入れなければならなくなったというのが、最大のポイントです。従って、病院で維持してきた病院機能をどのように分化し、連携をどのように推進していくのか決断が迫られており、極めて重大な局面に遭遇しているものと理解しなければなりません。