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29年度新年度のご挨拶

印刷用ページを表示する掲載日:2017年4月3日更新

昨年の桜の季節から早いものでもう一年が過ぎました。
今年も院長室から見える松坂城址の桜もほころびはじめています。
平成29年4月、松阪市民病院はまた新たに
医師1人(消化器外科)、研修医2人、薬剤師2人、看護師32人、理学療法士1人、作業療法士1人、歯科衛生士2人、社会福祉士1人、診療情報管理士1人、給食調理員2名、事務1人 計46人の正規職員が入職します。
新年度に希望あふれる新たなスタッフを迎えることはいつも大変嬉しく、また多くの人生を預かる緊張する時期でもあります。

この時期に、新人職員に市民病院の基本理念を教えます。
博愛と医の倫理に基づいた患者様中心の医療を行うー
高度かつ適正な医療を提供し、患者様とご家族の満足と信頼が得られる医療を推進するとともに、広く地域の皆様の福祉に貢献する
というもので、さらに具体的な病院運営方針が全6項目にまとめられています。
内容は、病院内の治療に関するものと同時に、地域の医療に対する責任も記されています。
どの公的病院も表現の違いはあれども、大きな違いはないものです。
公的病院の地域の医療に対する責任は何かと問われれば、急病になったときに診療してくれる医療機関であることと、その治療内容が理にかなったものであることの二つと思います。
しかし現実は日本においてすら、このことが達成できていない地域も多いのです。
幸いなことに松阪地区は他の地域に比べれば病院の体制はしっかりしていて、住民の医療に対する付託は果たされているものと考えています。

かつて1980年代、イギリスは、国家財政の急速な悪化から、サッチャー首相は、すべての分野での財政改善を目指しました。医療、保健分野では競争原理を持ち込み、医療の質の向上とコスト削減を目指しました。しかし結果としては、大量の赤字病棟閉鎖という事態になり、しかも財政効果は小規模なものにとどまりました。その結果、救急患者を即時に診察できなかったり、癌の患者の治療開始に2か月以上掛かったり、患者の国外脱出が急増したりと改革の負の側面が噴出しました。
このように、大胆な改革は将来の大きな成果を生みますが、一方大きな負の遺産をもたらすものです。

昨年成立した地域医療構想はイギリスにおける改革と同等な改革を医療界に求めるものです。急激な少子高齢化が現実のものとなる現状では、地域医療構想の内容は必然ではありますが、その中で要求されているものを実現するためには今まで可能であったことが出来なくなる事態も考えられます。しかし、どのような状態になっても、地域の人々の医療を担うことが出来なくなってはなりません。

一医療機関内の中だけでは解決できない課題がありますので、今年外部委員をいれ、今後の松阪市民病院の方針を示して行くためのあり方検討委員会を設置します。
今後も松阪市民が安心して暮らして行けるよう全力で取り組んでまいります。
平成29年4月1日 松阪市民病院 院長 櫻井正樹

 

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