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木造阿弥陀如来坐像<安養院>

ページID:0108770 更新日:2020年5月27日更新 印刷ページ表示

本庁管内 東部地区
57-115
木造阿弥陀如来坐像
(もくぞうあみだにょらいざぞう)

県指定有形文化財

概要

1躯/鎌倉時代/下七見町 安養院/像高103cm、檜材、寄木造、漆箔像/平成7年3月13日

 来迎印を結ぶ結跏跌坐(けっかふざ)の漆箔像。肉髻、地髪ともに高く、螺髪は細かく丁寧、肉髻珠、白毫ともに水晶、木眼である。目は三日月形で切れ長、豊頬で円満な面相、笑みをたたえる。耳朶貫通し、三道を彫出。衣文は深くかつ太く、写実的。旧漆箔地の上に後補の漆箔を施す。定朝様をふまえた、相好に張りのある鎌倉前期の像である。
 明治初年に廃寺となった下七見町勝福寺の本尊であったが、昭和28年に本院へ移された。

木造阿弥陀如来坐像