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本庁管内 北部地区
50-96
鐔
(つば)
県指定有形文化財
8枚/江戸時代/塚本町 個人/径7.7~8.3cm、厚さ0.4~0.5cm/昭和31年5月2日
8枚あり、表裏に梅・竹・牡丹・海老・胡蝶などの図柄をそれぞれに華麗に象嵌(ぞうがん)している。これらは特別に「亀山鐔」の名で親しまれたものである。亀山鐔とは、元禄年間、近江国国友村の鉄砲鍛冶が亀山に来住して、種子島の銃身に施す布目象嵌を鐔の製作に応用したものをいい、象嵌には「砂張(さはり)」という白亜色の特殊合金(銅と錫(すず)と亜鉛を主としたもの)を用いている。