ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 文化情報 > 絹本着色普賢延命菩薩像

本文

絹本着色普賢延命菩薩像

ページID:0111715 更新日:2020年5月11日更新 印刷ページ表示
  • 本庁管内
  • 市街地区

11-39
絹本着色普賢延命菩薩像
(けんぽんちゃくしょくふげんえんめいぼさつぞう)

県指定有形文化財

概要

  • 1棟
  • 室町時代
  • 中町 継松寺
  • 絹本著色、掛幅装、92×37cm
  • 昭和27年3月13日

 普賢延命経の所説によって描かれたといわれる像で、大部分は張りのある鉄線描によるが、着衣には宋風の肥痩(ひそう)のある線により全体が引き締められている。写実的な胸飾や瓔珞(ようらく)の描法、裳に描かれた繊細な菊花文、円花文、卍字つなぎ文等の文様、黒味を帯びた着彩などから、鎌倉時代の様式を伝えた室町時代初期の作品と思われる。
 継松寺は真言宗高野山金剛三昧院(さんまいいん)の末寺。古来、厄落とし観音として知られ、例年「初午」の日には遠近からの参詣者で賑わう。

普賢延命菩薩像