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銅製香炉 銘韓天寿書
(どうせいこうろ めいかんてんじゅしょ)
市指定有形文化財
銘は韓天寿の書。上下2つの香炉を重ね合わせるように作られた江戸神田の鋳物師長谷川刑部冨永(かりべとみなが)の作である。
本町の豪商小津長保が、安永6年に寄進したもので、銘は継松寺の快雄上人(1744~1811)の撰文により、職人町の書家韓天寿(1727~1795)が認めている。韓天寿は近世の松坂を代表する書家であり、池大雅(いけのたいが)、高芙蓉とも深い交遊があったことでも知られる。