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本庁管内 北部地区
55-103
馬場勝兵衛書状
(ばばしょうべえしょじょう)
市指定有形文化財
1通/慶長5年(1600)/松崎浦町 松ヶ崎神社/紙本墨書、35.5×52.8cm/昭和53年11月11日
本文書は慶長5年、松崎庄屋七右衛門に対し、松ヶ崎の加子(かこ:船頭)らの忠節への褒美として、地子35石3斗3升を与えると申し渡したものである。差し出しの馬場勝兵衛は、松阪城代主古田重勝の家臣である。
この文書が発せられた3ヶ月前の関ヶ原の合戦で古田重勝は東軍に属して戦っており、松ヶ崎の村民も加子として徴発されたことがわかる。