御城番屋敷

●主屋2棟・土蔵1棟/江戸時代末期/殿町1385外/合資会社苗秀社/
木造平屋建/北側入母屋造南側切妻造/棧瓦葺/
主屋2棟・平成16年12月10日国指定

土蔵1棟・平成15年3月17日県指定

 松阪御城番、40石取りの紀州藩士20人とその家族が住んだ組屋敷で、文久3年(1863)に建築された。主屋2棟・前庭・畑・南竜神社・土蔵よりなり、周囲に槇垣が巡る。この内主屋2棟は重要文化財、土蔵は県指定文化財(建造物)である。当初20戸であったが、明治35年、松阪工業高校創立時、主屋西棟の北端2戸が仮教室として使用されて後、1戸が切り詰められて現在は東棟10戸、西棟9戸である。1戸あたり、正面5間、奥行5間、裏に幅1間の角屋が付く広さをもち、右手に通り土間、左手に田の字型に8畳2間、6畳2間を配し、式台を構える。
 屋敷は今も子孫の方が維持管理し、整然と住まわれている。全国的に現存例の少ない武士の組屋敷であり、小路を挟んで2棟からなる構成も他に例を見ない。なお、松阪市は1戸分を借用して復元整備した上、平成2年4月より一般公開している。